百年の孤独からさらば箱舟へ

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

私は寺山修司が好きで、「さらば箱舟」という氏の映画作品があることなども知っている者でありますが、ちゃんと観たことはまだないしかしいつかちゃんと観るさもちろんだとも、とまくしたてる気持ちなども持っています(笑)。さて、この頃ふとしたきっかけで、その「さらば箱舟」のことを思い出しました。小川真由美が、「100年経ったらー!」って叫んでたあれだよね、と。観てみようかな、と思いたちましたが、待てよ、原作と言われてる「百年の孤独」って小説があるんだよね、それ先に読んでからにしようと思い直して、購入してさっそく読み始めています。原作とされている、とはいっても、映像作品となったテラヤマワールドに原作者が異議を申し立て、みたいななんだかモヤモヤと気まずい事情があったことなどもおぼろに知っています。私は寺山修司の映画は「田園に死す」しか観ていませんが、「さらば箱舟」もそういうああいう空気感はあるんでしょ??たぶん。そうなるとけっこういろいろキツイですわよね。と思います。ともかく、そんないわくつきともいえる「百年の孤独」・・・と思っていましたが、いわくつきと感じるのは私が寺山修司のファンだから(笑)。なんであれ、寺山修司が感銘を受けて映画化した作品なんだもの!と今更ですが読んでるんですよ。まだほんとに始まりのところ。登場人物が代々同じ名前を受け継いでいくので、お父さんだと思ったらお兄ちゃん?というような混乱も起きたりします。楽しいよ(笑)。翻訳も独特で、ずーっと修飾の文章が続いてて、元の文章に戻って、ああ、これのこと読んでたんだよね今、と整理しながら理解したり。楽しいよ!ほんとに(笑)。いわくつきと敬遠していましたが、楽しく読んでみます。そしたら「さらば箱舟」に向かってみよう!(いつか)←及び腰(笑)。