家出をするめられて


いつかは行ってみたい、いや、行かないではいられまい、しかし行ってしまうと夢が叶ってしまってもったいない、さてどうしましょう、と面倒なことを時々考え考えしていたあの場所。わたくしの聖地のひとつ。そうです、と言われても何がそうです、やら(笑)ですが、寺山修司記念館に行ってきましたの。
青森の三沢の地に足を踏み入れ、何かの看板に寺という字が見えただけでドキドキしたりしつつ(笑)行ってきましたとも。
なんだかもう胸がいっぱいになる場所でした。寺山修司への愛情がこれでもか感に溢れていました。私は中学生のころにその作品に偶然触れて、以来ずっとファンでございます。だもんですから、展示物もなんだか懐かしく(笑)あー、これか、とか、しみじみ嬉しくなりました。寺山修司愛用のデニムのサボサンダル(寺山シューズ 笑)も見ました。ちょっと泣きそうでしたよ。あと、黒電話から寺山修司の肉声で詩の朗読が聞けるという趣向の展示があるんですが、今これを聞いているのは世界で私だけなんだ!というような(笑)電話でお話し、みたいな錯覚を起こすなどのステキな高揚感もありました。
で、おみやげにスルメを買ってきました。家出のするめです。私がいたいけな少女だった頃(笑)に買って何度も読んでいたこれ、当時ものの「家出のすすめ」と一緒に記念写真です。おみくじみたいなのは、寺山修司の言葉、だそうです。何書いてあるのかな。これまた見てしまうのがもったいないけど(笑)あとで開いてみます。