泣けてくるセーター


編み物★堀ノ内という編み物のアーティストがいます。ツイッターで初めて見たその作品は「シャイニング」の双子ちゃんを編み込んだものでした。マフラーだったかな。仕上がりの素晴らしさと題材のチョイスにただならぬものを覚え(笑)、以来ファンとして尊敬の念を抱くものであります。最近、作品の展覧会が開催されたということもツイッターで知り、会場で販売されたという、いわば図録でしょうか、そういう本もあると知り。いつかはその作品を、いや、まずは作品集だ!と注文しました。有り難いことにネット販売もあったので。
表紙が、鼻血を出してるシド・ヴィシャス、でまずパンクなんですが、作品に一貫して通底するパンク感を感じます。たのきんトリオでも横山やすしでも。却ってグレイス・ジョーンズがすんなりしっくりくる気さえしてくるのはなぜなのか(笑)。
さて、そんな中にあって、森田童子のセーターです。なんだか泣けてきます。私はこのジャケットの当時のレコードを持っていますが、数ある中でもこの写真は最も好きなものです。空なのかあたりの空間になのか、その体が吸い込まれているかのような。待て待て待て、行かないでくれ、と引っ張りあげたくなりますが。この写真のセーターとは・・・、すごすぎる・・・。更に、タートルネックというのがまたいいです。こういうものが存在して着るべき人が着ていることになんだか安らぎを感じた次第です。
私もいつか編んでもらいたいなー。その時は清志郎かな・・・それとも寺山修司かな、と考えてるわけですよ。夢よ叶え(笑)。