サボテンのかすかな芽と自立する本


そういうわけで、やっと芽が出たサボテンの小さな鉢植えです。といっても、本が目立っていますか?(笑)。芽があんまりささやかなので、私がいま主に読んでいる本も一緒に写してみました。いやー、脈絡ないですねー。まあいいか。まずはサボテンです。左下の方に小さく写っています。小さな緑のツンとした芽がひとつ。ひとつかー。おかしいな、5~6粒蒔いたはずでしたが。これから出てくるかもしれないから諦めないで待つ、そしてこの出てきている芽を守る、これですね。
さて、そして本ですが、京極夏彦を集中的に読むことにしようと決めて読んでいるこの頃です。総じて長大な作品であるということは知っていましたが、この文庫本も自立します。よく、煉瓦とか鈍器、とか称される部類の厚さです。これは、山奥にある古刹を取り巻く不可解な事件の物語(短くまとめすぎ 笑)です。お寺や仏教の専門的な用語が多く出てきますが、それは僧侶の口から語られますが、それを聞いている刑事は内容が専門的過ぎてよくわからない、と。つまり、専門知識がバーっと述べられているので読んでいて空恐ろしいほど感心する一方、それ、知らなくてもふつうだし大丈夫、というような(笑)、なんていうかな、そのバランスをきめ細かくとっていらっしゃる、思いやりがあるなーと京極夏彦先生のあの姿を思い浮かべながら読んでるわけですよ。半分まで読み進み、捜査も遅々として進みません。ゆっくりやってほしいなと思ってます(笑)。