箱入りネコと京極夏彦の百物語


今年のお盆も終わりかけですね。感染予防のために帰省は控えようということでしたが、実家に行ってきました。県境は超えていませんのでいいでしょうということで、気をつけつつ行ってきました。しかし今年のお盆は寒かったです。こんな気温とお天気のお盆はちょっと記憶にないなという気がしました。暑い暑いと汗を拭きふき何回も洗濯をして干してすぐ乾いて、みたいな(笑)、そういうものですよね?トコロテン食べたりスイカも食べたり。それが、寒すぎてドリア作ったりおでん食べたり、でしたから。夕方にお墓まいりに行ったら吐く息が白いしさ(笑)。なんだこれ、大丈夫かね、コタツ出すか?!なんて言いながら拝んできましたが。コタツは出しませんでしたが。今日もまだちょっと寒いです。涼しいのではなく寒い。ふつうのさわやかな涼しい秋を希望します、ほんとに。そんなわけで、寒いもんだから猫もこんな爪とぎの箱にみっしりとはまり込んで寝ていました。狭いでしょうよ、狭いよね??なんですが、猫なのでこういう狭いところが好きなんだもねー(笑)。
さて、鈍器と称される京極夏彦作品の中のひとつ「鉄鼠の檻」、読み終わりました。うーむ、難しかったけどおもしろく読みました。なるほど、そういうことでありましたか、といろいろと腑に落ちたところもあり、おお・・・それほどまでにそこにこだわりがあったのか・・・というところもあり。いずれにしてもとても魅力的でした。今度は「巷説百物語」という本を読んでいます。「鉄鼠」に比べるとぐっと読みやすいです。不思議な魅力を持つ人物たちが影になり日向になり、っていうのとはちょっと違うな(笑)、そういう健気で甲斐甲斐しいのじゃなく(笑)、とにかく絶妙な機転とチームワークで悪の闇に立ち向かう、とでもいうか。ただ、だからといって痛快ということだけにはならず、なんともいえない味わい(笑)。シリーズがたくさん出ているようなのでしばらくはあの人たちの活躍を覗きに本を開くとします。