勘違いからの奇跡というか(笑)

カリガリ博士(字幕版)

カリガリ博士(字幕版)

  • メディア: Prime Video
「今まで何度か見始めるも、途中でなにやらわけわからなくなってやめる、しかし今度こそと発起してとうとう最後まで見たことは見たけどなんだこりゃ、という映画がありまして。それは「2001年宇宙の旅」なんですが。「博士の異常な愛情」が好きでDVDも持ってるし、同じキューブリック監督作品だもの、おもしろいはずだよね??と思って数度の鑑賞に臨むものの私にはちんぷんかんぷんということで残念です。」とう事情がまずあって(笑)。最近「2001年」を動画配信で見たという者が「感想を聞かせて」と言ってよこしたので、まー、私にはさっぱりでさ、と返事したものの、もう一度ちゃんと集中して見てみるかなとアマゾンプライムで探したら有料になっていました。ああ、そうなのね、じゃあそのうち無料配信になったら見てみよう、とあれこれ見ていたら「カリガリ博士」という白黒の映画を見つけました。私はそれを「ガリガリ博士」と読み間違えて(笑)、きっとナンセンスコメディっていうの?そういうのだよね、キテレツな博士がおかしな発明なんかしてドタバタするようなやつだよね、たぶん、短い作品だしちょっと見てみるか、と見始めました。ら、始まって数分後に「カリガリ」だと気づき、コメディではなくホラー、無声映画であることがわかったんですねー(笑)。
1時間ちょっとの映画ですが、中断を挟みつつ集中して最後まで見ました。見終わってすぐ、これは「ドグラマグラ 」的モチーフだわ・・・・と思いました。思いましたのでちょっと調べてみました。そしたら「ドグラマグラ 」は「カリガリ博士」を見た夢野久作がインスピレーションを受け執筆した、らしいじゃあないですか?!やっぱり!・・・というか、偶然たどり着いた私もなんか薄気味悪いかも(笑)。
カリガリ博士」は、建物や背景などのセットが変に歪んでいたりドアの形や窓の大きさなんかも妙だし、でも、古い映画だからそういうところで不気味さを演出するのかなと思って見ていましたが、そういうことではないのね、なぜなら、となるとネタバレになるのでやめます。カラーだったらどんな色彩の映画なんだろう、と気になるところです。
2001年〜の感想を聞きたがっていた者には、代わりに「カリガリ博士」を勧めておきました(笑)。