Bamboo Grass

ジョー山中のことは詳しく知らないんですが、私はジョー山中の歌が好きです。いつかも「戒厳令の夜」のテーマ「哀しみのフローレンス」について書いたことがありますが、あの曲もとても好きです。歌っているのはアマリア・ロドリゲスですが、曲を作ったのはジョー山中で。ほんとに素晴らしいです。というわけで、なんだか急にジョー山中の歌が聴きたくなってあれこれ探してこれだと思うのを買いました。「Bamboo Grass」という、公式追悼盤なのだそうです。決め手は「House of rising Sun」です。「朝日のあたる家」。アニマルズが歌っていますが、これ、私はとてもとても好きな曲のひとつです。それをジョー山中が歌っているのをいつでも手元に置いて聴けるなんて、なんという幸せでしょう!と思いまして。試聴ができたので、どれどれ、ワクワクと聴いてみたら、試聴ってだいたい数十秒なものですが、イントロから始まり、小鳥のさえずりみたいなのがずっと聞こえてて、そのまま試聴は終わってしまいました(笑)。うわー、なんだよ〜!と、聴きたい気持ちがその試聴でものすごく強まってしまって(笑)、買いました(笑)。いや、どうせ欲しかったからいいんだけど。ああいう試聴もアリなのね。歌の部分やサビを切り抜いてる試聴もあるもんですが、イントロから流すとそのように長いイントロのは歌に辿りつかないもんね〜。まあでも、聴きたい気持ちが高まって買って、ドキドキしながら聴いてみたら、やはり(このままインストゥルメンタルで終わるのか?!)と思うほどにイントロが長かったんですが(笑)、いよいよ聞こえてきた歌声はもうほんとに素晴らしくて。特別な思いを込めて大事に大事に歌っている大切な曲であると伝わってくるんですよね。ライナーノーツには、息子さんと内田裕也の弔辞が掲載されてありました。ジョー山中のことはよく知らない、でもそれを読んで少しわかった気もしました。