- アーティスト: MOLLY O'DAY
- 出版社/メーカー: BEAR FAMIL
- 発売日: 2000/01/01
- メディア: CD
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ところで、私は特に洋楽ですとそのタイトルなどを最初はほとんど見ません。なにも見ずにいきなりどんどん聴きます。で、聴いてるうちに気に入った曲だけどれどれ・・・とタイトルを調べて歌詞も見て「へ〜」なんて(笑)。だから、先に書いた「トランプ・・・」も、かわいいうっとりした歌い方に聴こえたので、素敵な恋の歌かなんかだと思い込んでしばらく聴いていました。(たぶんこれ、夢で逢えたらすてき、とかそういう歌なんだろうな)って。英語が堪能でないがために可能な鑑賞法なんですが(笑)。でも、実は「浮浪者が金持ちにパンを恵んでくれと懇願し」なんていうハードな内容の歌でした。ラブソングじゃなくて社会派ソングっていうか。それにしても「社会派」と「ソング」って合体するとそぐわない表現になってしまいますね〜(笑)。清志郎が嫌がっていた「反原発ソング」の言い回しを思い起こさせられます。それはともかく。話しがずっと戻りますが、「ドント・・・」の曲には、赤ちゃんの泣き声が一緒に入っているんです。
ここでまた清志郎を思い出すんですが、タイマーズという彼の覆面バンドの曲の中に「カプリオーレ」というとてもすばらしい曲があります。以前にその曲については書いたことがありましたが、その曲に赤ちゃんの泣き声が入っています。清志郎の息子さんの声なんですが。それを思い出しました。で、またしても私はタイトルも見ないし、歌詞を熱心に聞き取ろうともしないし、赤ちゃん泣いてるけどかわいいの〜、いくら泣いててもかわいいの〜、だって赤ちゃんだからかわいいのよ〜、なんていう感じの歌だろうな、なんて思って聴いていました。そしたら「パパにもうウィスキーを売らないで」という悲痛な内容の曲じゃあないですか?!ふだんはいいパパなのに酔っ払うとダメダメになるパパ、ママは疲れきってるし、赤ちゃんはそんなこんなで泣きやまないし、みたいな。これも社会派のソングでした。しかし、いずれにしても、赤ちゃんの泣き声はこの曲の中でも「カプリオーレ」の中でも、歌声とも楽器ともとれるように聴こえてきます。そして、とてもかわいいです(笑)。