ナチュラルな帽子

暑くなってまいりましたね。日焼けの季節です。さて、私にとって帽子とはどちらかというと実用品アイテムです。いつも帽子をかぶって、ご飯の時もかぶったりしてるような、そういうこだわりのアイテムではなく、冬になったら寒いから毛糸の帽子、夏は日焼けするからいちおう帽子かぶっとくか、みたいな使い方です。そんな感じなので、いったん気に入った帽子を買うと、クリーニングしながら数シーズン大事に大事に使います。しかしながら、そうやって大事にしていましたが、なんだかさすがに型崩れがしてきたかな?これ、と最近お気に入りのつば広帽子を眺めてかんがえました。そうだよ、そろそろ替え時かも知れぬ・・・、買うか〜・・・と。でも、なんでそんな気が重そうなのかというと、実は昨シーズンの終わりに、バーゲンの帽子を買ったのでした。ま、いいか、これで、と。しかし、これがあまり似合わないのでよそにかぶっていくのはためらわれるのでした(笑)。ひよちゃんのお世話の時に庭先でちょっとかぶる、とかそんな感じ。実用アイテムといえどね、帽子の似合う似合わないはごまかしようがないほどに露骨に見た目を左右しますからね。似合う帽子との出会いっていうのはこれでなかなか難しいものです。・・と、昨年、吟味を重ねて買ったつもりのが結局似合わないのでちょっと嫌気がさしてたんですね、帽子買うことに(笑)。しかし、いやいや、大丈夫、ほら、これなら値段もなかなかなものだし、ナチュラルな素材感で誰にでも似合いそう、クセがなくて、よし、これだな!と、私は某通販サイトで見つけた素敵な帽子をいそいそ注文しました。入荷待ちである、とお知らせがくるほどに人気の帽子のようでした。期待は高まるばかり!
そして!ついに届きました!先日のことです。たしかに注文からけっこう待たされました。さあ、包みを開けてわくわく・・・・あれ?なんか・・・これ、こういう素材ですか?と、まずちょっと思いました。ナチュラル素材、といっても、もう少しこう、光沢のあるようなそういうもののように写真では見受けられましたので・・・。まあ、いいや、かぶれば似合うはずだ、大丈夫、と気持ちを鼓舞してかぶってみたらですね、思わず絶句でした(笑)。だってね、鏡に映った自分の姿から真っ先に連想したのは「豆腐小僧」でしたのよ(笑)。私はちなみに妖怪は好きです。豆腐小僧なども特に好ましいと思ってる方です。しかしながら、いうまでもなく、だからといって自分が豆腐小僧然と落ち着いていいとは思えるものではありません(笑)。(これはひどい・・・)と、心の中で思い、ひとり、口にも出したかもしれません(笑)。そんなわけで、返品の送料がもったいなかったけど返品しました。やっぱり、特に、帽子は自分でその場で試着しないとだめだな、特に私みたいなストライクゾーンが狭いやつは、と思ったしだいでした。それにしても・・・まったくつやのない、草とかワラとかで作ったような、そして、編地に無数の継ぎ目がいたるところにピッピッと飛び出てるような、それなのにけっこうドレッシーなデザインで・・・。デザインがとても好きだっただけにあの素材感が惜しかったな〜・・・。未練(笑)。