ねこの耳


この時期、異動やらなにやらいろいろ忙しいことと思いますが、引越しのトラックなどもたびたび目にしますしね、花粉症も出てくるしもうなにがなんだか、という方もいっぱいいると思いますがお元気でしょうか。WBC、侍は負けてしまいましたね。ほんとにあとちょっとのところのように感じられました。すごいプレーの数々を見ていてしみじみしたり、楽天から参加の則本と松井くんの頑張りに胸が熱くなったり、楽しく観戦していました。さて、写真は、ねこねこときてまたねこですが(笑)、かわいいので近寄りすぎたら耳が写らなくて、でもふくろうみたいでこれはこれでかわいいのでは、と思って(笑)。
この写真を見ていて思い出したのが、ずっと前に実家にいた「ちゃこちゃん」というねこです。ちゃこちゃんはきじとらの気のいい女の子ねこちゃんでした。ある日、どうしたわけかちゃこちゃんが顔をパンパンに腫らせて帰ってきました。耳まで腫れてきくらげのようになっていました。でも、そんな状態なのにとても元気なままで、私たち家族は「・・・なんだろう、蜂にでも刺されたのかな」なんて言っていたんですよね〜。そのうち腫れも引くさ、と。たしかにほどなく腫れは引いてきたんですが、それにつれてきくらげのようだった耳が、今度は乾燥きくらげのようになってきました。かりかりと干からびはじめたんですよ。そのうちクルクルと縮んできて、どうしよう、この耳元通りになるのかな、とさすがに心配したものの、相変わらずちゃこちゃんはとても元気なので、まあ治るんだろうなと信じていました。そんなある朝、顔が腫れて引いてどのくらい経った頃だったか、母が「ちゃこちゃんの耳が!!」と叫んだ声にびっくりして行ってみるとそこには耳が取れて、なお元気なちゃこちゃんがいました。さすがに大変なショックを受けましたが、母などは「いったいどこに落としたのか・・・探しに行こうか」なんて混乱していましたが、いや、見つけてもくっつかないし、なんて相談して、なによりちゃこちゃん、元気だし、まあいいか、と落ち着きました。
耳はなくなったものの、中の耳毛は残っていたし、聞こえも普通だったようで、呼べば耳毛をちらっと動かして機嫌よく走ってくるかわいい猫でした。いろいろな人に心配されましたが、ある人の言うには、これは貝毒にあたったのではないか?と。いや、でもうちではもちろんねこに貝は食べさせないもの、禁忌と知ってるし、でしたが・・・しかし・・・今でこそ猫は室内飼いで外に出さない、とか条例でとかいろいろありますが、ちゃこちゃんの耳が事件の頃はぜんっぜんそんな時代ではなかったのです。どこ行って何食べてるかわからないようなねこも飼い主ものほほんな時代ですよ。どこかで悪気なく誰かにおいしい貝をどっさりもらって食べちゃったってことか〜??なんて思います。
いずれ、耳が取れた後もちゃこちゃんは元気に長生きをして、会う人会う人に「かわいい」とほめられ、耳がないからドラえもんみたいでしょ?あ、でもちゃこちゃんは女の子だからドラミちゃんだ、あ、でも、ドラミちゃんは耳あるよね〜!アハハ かわいい〜、といっぱいかわいがられました(笑)。そんなわけで、かわいいけど、ねこには貝はだめですよ〜って話しでした。