犬のこと


ご近所に柴犬がいます。最近その犬、仮にシロとしましょう、シロについて飼い主さんから興味深いお話を聞いたのでびっくりして紹介する次第です(笑)。飼い主さんは一人暮らし、シロと一緒に住んでます。ちょっと前に私が用事があってそのお宅にお邪魔したときに、私が座るソファーのところに自分のお気に入りのおもちゃをくわえて運んできて、「いい?遊ぶとこ見ててね」みたいにして狭い場所に体を入れて遊びだしました。飼い主さんが恐縮して、「そこはお邪魔になるんだから。アナタの席はこっちでしょ?」と話したら、おもちゃをくわえて自分の席に行って遊びだした!!というのを目撃しました。それから、犬友だちの名前を飼い主さんが口にしたら(たとえば「あそこのお宅のポチくんがね」みたいに)シロさんは、え??なになに?ポチくんがなんだって??というように、飼い主さんの顔に自分の顔をぴっちりとくっつけて次に何が語られるかその口元を期待を持って見つめる、ってのをしてました。犬がお利口なのはわかっていましたが、実際に目の前でそういうことが当たり前のように繰り広げられるとやっぱりびっくりでした。さて、これが前振りね(笑)。そういう賢いシロさんだ、と。
さて、ある日、飼い主さんが用事があって朝から夕方まで出かけました。でも、まあそれはシロにとっても日常のことのようです。でも、その日は更に夕方から夜にかけても用事があって出かけたんだそうです。それはそこのお宅にとっては非日常のことのようでした。夕方いったん帰ってシロさんの散歩を済ませ、シロさんにご飯も用意して飼い主さんは再びお出かけし、夜の8時ごろ帰宅してみたら、シロさんはなんとご飯を食べずに待っていたんだって!!(それ聞いたとき、 ジャジャジャーン♪みたいな音楽が頭の中で鳴った私 笑)待ってるってすごくないですか?!散歩してお腹すいてる犬ですよ?!・・・いや〜・・・・参りましたな〜・・・。「もう〜・・・、待ってなくてよかったのに〜って言ったの。そこから二人で遅いお夕飯を一緒に食べたんだぁ」と、飼い主さんは私に語ってくれました。
すごい・・・犬ってやっぱりすごい。けなげ、なんて言葉では語り尽くせないような熱い情愛。以前、猫好きの友人と話していて、その友人が「犬の気持ちに応えられる自分かしらと思うと自信がないの。こんな私にそんなに信頼と愛情を寄せられると困惑しそう」なんて話していました(笑)。わかる(笑)。犬を飼う、それはなにかを超えた先にあることのような気がします。(←大げさ?笑)さて、写真は「孤高」って感じのたたずまいの実家の猫ちゃんです。彼はマイペースだよ〜(笑)