白いからシロ

書店で見つけ、犬の本か〜・・・猫の方が好きだけどね〜・・・などと思いながら、表紙にちりばめられた中身の抜粋であろうイラストひとつひとつがツボで、中身も見ずに(というか、ビニールでラッピングされてて見ることあたわず←漢語的表現で嘆く 笑)買ってきました。著者はいくえみ綾という漫画家さんです。愛猫家としても有名なようですが、この本は犬中心のコミックエッセイです。犬と猫への接し方の違い(差? 笑)に、笑ってしまいました。「猫っかわいがり」なんて言葉があるんだから、やっぱり猫にはそういうかわいがり方してしまうと思うんだよね〜・・・うんうん。
犬とは自然に、なんといいますか、主従関係ができるというか。主は飼い主で従は犬ね、犬もそれを望むようなとこ、あると思うんですが。私もその昔犬が家にいたのでわかるんですが。でも、猫は、その主従関係が非常に曖昧というか、ややもすると逆転するもんね〜・・・(笑)・・・。
ま、それはともかく(笑)、おとなしく、賢く、温和で従順な白いラブラドールとの日常であっても、決して楽々に穏やかにだけは過ぎていかないものだということもリアルに描かれてあり、それでも、犬と(猫も)一緒の著者のバタバタな毎日がまばゆいいです(笑)。そして、ああ・・・、犬ってこんなにも賢い(人の気持ちを汲む)んだなって改めて思いました。猫もなかなかに人の気持ちをわかってはいるようだけど、だからといってきめ細かくそれを斟酌してどうのこうのって、そういうのしないっていうか(笑)・・・。その違いを私も完全に猫派なので、猫派寄りの読み方からそんなふうに感じました。猫中心のコミックエッセイもあるようなので、今度はそれも見てみようかなと思ってます。