サライの猫特集と歯磨き粉のこと

サライ 2017年 03 月号 [雑誌]

サライ 2017年 03 月号 [雑誌]

サライを久しぶりに買いました。巻末の通販ページなどを見ると、ダンディなおじさま御用達アイテムの数々が紹介されているあたり、どっちかというと訴求対象はそういう方なんでしょうが私も時々買ってますのでそこはよろしく、ってことで(笑)。さて、今号は猫特集です。付録に、この間「こんな小風呂敷買いましたの!!」と書いた、歌川国芳東海道五十三次のパロディの絵の一筆箋がついております。すばらしい・・・。もうそれだけで買うもんね、私なんか(笑)。
いや、付録だけでなく本誌も素敵な猫写真がいっぱいで。私の好きな、室生犀星が飼い猫と一緒に火鉢にあたる、の写真もあります。これ、ほんとうにかわいいです。猫と文人という特集には必ず登場すると思いますが、火鉢に両前足をかけて暖をとってる風の猫と、それをやさしい目で見つめる詩人と、というとても愛らしく素敵な写真です。しかし、ああいう写真を見ると、猫にしろ犬にしろ、動物は動物としてのあのような姿がかわいらしいのに、それでもなお、人間のような振る舞いを見せられるとなぜこうも嬉しくなるのか、と(笑)。枕に頭をのせて布団をかけて眠る姿、とかさ、えさを手でつかんで食べるしぐさ、とか、後ろ足で立ち上がって火鉢にあたる、とか(笑)。いや〜・・・胸が熱くなりますね(笑)。
さて、そのような(一筆箋と火鉢猫のことしか書いてないか・・・笑)充実の猫特集が展開されてありますので、気になる方は書店へ!あと、猫とは関係ないんですが金田一秀穂さんのエッセイというかコラムがおもしろかったのでちょっと書きますね。「歯磨き粉」について。粉じゃなくなって形状が変わったのに、前の形状をあらわす言葉が変更されずに使い続けられている稀有な単語、と。そうですよね、たしかに。ところで、私、歯磨き粉の「粉」時代覚えてるんだけど(笑)。ケロヨンの歯ブラシとかに粉つけて使ってましたよ。懐かしいな〜(笑)。