江戸時代のゴシップ、だそうだ

江戸時代怪奇事件ファイル (SAKURA・MOOK 57)

江戸時代怪奇事件ファイル (SAKURA・MOOK 57)

書店で見つけてつい衝動買いしました。・・・・と自分で書いてて、(もっとこう・・・素敵な、っていうとこの本に悪いけど、たとえばおしゃれな料理とかインテリアの本なんかを衝動買いするような人物だったらよかったかな、この私・・・)と一瞬思いましたが一瞬です(笑)。さ、そんなわけで、この本ですが、おもしろいです。江戸時代の事件、奇談、実話の伝聞などをおさめてある、と「前書」にあります。ほとんどが、妖怪がらみです。マユツバものもあるかもしれないけど、とも書いてありますが、「どこそこのだれそれがいつそれこんなことを」みたいな詳しい内容のものもあったりしてびっくりさせられます。多くの「事件」「伝聞」が載ってますが、もともとの資料を現代語訳してわかりやすく書いてあるんですが、その「実話」を「私」はそういうふうにだれそれから確かに聞いた、というふうに書いてあります。そこが私は気に入りました(笑)。事件を「私」の一人称で記録しているところが真に迫ってていい感じ(笑)と。「真相については読者諸賢の推理力を働かせて考えて」と「前書」に書いてあるので、う〜ん・・・そうですよね〜・・・・と考えながら読んでます。
表紙は、なんだろうな・・・体格のいい猛者、力士のようにも見えますがが、ぬ〜っと現れたろくろ首の顔にキセルの煙をふ〜っと吹きかけて嫌がらせ(?)してるの図?でしょうか??(笑)