- 作者: 江戸川乱歩
- 出版社/メーカー: Red Studio
- 発売日: 2016/01/06
- メディア: Kindle版
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あらすじは、まず、「犯罪に少なからず興味を持っている男」に対して、明智小五郎は自分が手がけたさまざまな怪奇な事件を語って聞かせます。「男」は(もともと変質者的要素あり、でもあるので)明智が語るそれらの事件をとても興味深く素敵なものとして聞くわけです。そもそも明智と男がどのようにして知り合ったのかは説明があったかどうか忘れましたが、男は長屋のようなところに住む普通の青年です。明智と知り合いさまざまな犯罪を聞くうちに興味を持ち、ついには殺人を犯すんですが、その男は明智と知り合わなければ罪を犯すことはなかったんじゃ??と思わされます。興味本位で、なんとなく気に食わないだけの同宿人を毒殺し、完全犯罪と有頂天になっているところを明智君にカマかけられて、あっさりひっかかって馬脚をあらわす、と。有頂天な気分から一転、明智君にばれそうだと気づいた男に怖ろしい戦慄が走るところが一番怖ろしいです。実写版では、明智君が満島ひかり、「男」が柔道の篠原信一でした。この篠原が・・・(笑)、あまりにもはまっててすばらしかったです。とても気に入ったので録画したのを消さずに保存してます(笑)。