ザリガニその後

夢野久作 (文藝別冊)

夢野久作 (文藝別冊)

白ザリガニが脱皮の失敗でさようならをして、今度こそ!と買ったらフロリダブルーっていう熱帯バージョンのザリで、なんてことを書いていましたが、なんということでしょう・・・その後、ようやく慣れてきたフロリダブルーのアオちゃんも脱皮の失敗であっけなくさようならをしてしまいました。いや・・・こたえました。かわいらしいようすになってきていた頃だったので。もうだめだ、ザリはやめよう・・・としばらくどんよりとしていましたが、それにしてもどうしてこう脱皮でバタバタと・・・といろいろ私も調べました。完全に解決したわけではないんですが、とりあえず「さんご砂を敷く」「乾燥小エビを与えてみる」っていう解決策を見つけました、ヤフー知恵袋で。そんなわけで、さすがにためらいもありましたが、またフロリダブルーを飼うことにしました。またまた警戒心が強いチビさんで、隠れ家からこちらの様子をうかがってます。乾燥小エビを割り箸でつまんでハサミのあたりに差し出しますが、ほい!なんて受け取るはずもなく(笑)、なかなか思うように食べてくれません。それしにしても、ザリガニに、同じ姿かたちの小エビをえさに・・・って、ちょ〜っと抵抗あるわ〜っていうか、倫理的にさ、とか思わないでもないですが、カルシウム強化のためだ、しかたない、と割り切って受け取ってくれる瞬間を願って世話しようと思ってます。
ところで、この頃夢野久作のこういう本が出ているのを知って買ってみました。いろいろな人たち(主に作家かな?)が夢野久作についての思いを寄せています。ああいう変わった感じの人を語るからか、どれもちょっと面倒で難解な文章が多いように感じられました。まだあまりよんでいませんが、その中で、江戸川乱歩の話しが読みやすく、興味深い内容でした。特に、「自分は彼の書く狂気の物語は理解しないが、ただ、あれは狂人が書いた狂気の話だ。作家が狂気を書いているのとは違う」という一文が、思わずハタ!とひざを打つほど納得(笑)。そう!そうなのよ、私もそう思う!!・・・やっぱり明智君で幼い私をすっかり魅了した乱歩さんだ!!なんてね(笑)、私は嬉しかったです。あと、夢野久作が妹に宛てた手紙というのがまたなかなかで(笑)。すごく激しく熱っぽくて、青白いような妖しい情熱の炎がちろちろしてます(笑)。興味のある方は是非!(笑)