こころノート


我が家は朝日新聞を購読してますが、4月後半から夏目漱石の「こころ」が新聞小説として掲載されてあります。正確には「再掲載」ってことになるようです。100年前に同じ紙上に掲載されていたそうで、その100年目記念に当時の様子のままに掲載されてあるのです。おそらく当時であれば、なんの説明もいらずにすんなりと理解される語句なども、100年も経過したこの現代ではですね、わからないこともあるんですが、その現代の読者のためにちゃんと注釈がついてます。また、100年前の流行とか、世相なども併せてちらほらと紹介されてあって、より深く理解しながら楽しめるようになってます。
それで、朝日といえば「天声人語ノート」っていうのも売られていたりしますが、今回は「こころノート」です。これは売られているのではなくて、新聞店に申し込んで、無料でいただく、とそういうノートです。これが大好評で品薄になったみたいで、なかなか手元にやってきませんでしたが、つい先日、新聞の配達と一緒に届けられてありました。グレーの、昔からある大学ノートのデザインで、横長です。中には日付が入っていて、縦の罫線もついてます。毎朝掲載される「こころ」を切って貼っていく、というお楽しみノートなんですが、そのほかにも自由な使い方がいろいろ提案されてます。日記として使うのもいいんじゃないでしょうかね・・・。私はスタンダードに「切って貼る」をやっていくつもりですが。
それにしても、漱石とか夢野久作もですが、とにかく一定の期間が過ぎて著作権の切れたものは、キンドルとかで無料で読めますよね〜・・・。「こころ」ももちろん無料です。そういう中にあって、「新聞を切って貼って」っていうこのアナログなお楽しみね!(笑)それがいいんですよね〜。全てを貼るには3冊必要だそうで、注文に行ったとき、新聞店のお姉さんは「最初から3冊お届けしますね〜!」と言ってくれ、ほんとに3冊まとめて配達されました。ありがとう、お姉さん。せっせと切って貼って、をやってみるね!(誓い 笑)