永遠の0

永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)

昨日、映画「永遠の0」を見てきました。年内にも一度見に行ったので、2回目です。私は戦争映画や、特に特攻隊の話しなどは、辛すぎていやなので普段は避けてますが、こういうことを書くとどこからか叱咤が飛んできそうですが、でも正直なところはそんな感じです。なんですが・・・、原作者の百田尚樹をテレビや新聞で何度も目にして、その魅力的な人柄にとても興味を持ち始めていたのでした。それで、こういう魅力的な人が書いた物語ならきっといい話しにちがいない、見てよかったと思えるにちがいない、と思って見に行ったのでした。
戦争の話なので、どうしても辛く残酷でやるせない内容なんですが、それだけではない、しみじみと心にせまるあたたかいものでもありました。当時の戦友、部下、仲間が語る主人公・宮部へのそれぞれの思いやエピソードが、完全にどこかで一致するということはなく、断片的な思い出の集まりが、徐々に宮部久蔵という人物像を浮かび上がらせているところがリアルでした。
そして、なんといっても、宮部役の岡田准一がほんとにすごいです。私は原作をまだ読んでいないので、映像で見てしまった今となっては、宮部は岡田以外考えられないですが・・・(笑)。大変な重厚感でした。重いです。共演の染谷将太も重苦しい俳優だと思ってますが(笑)、岡田は・・ほんとに素晴らしいです。その勢いのまま、普段は見ない大河ドラマも見始めてしまってます(笑)。あ、なんか、最後はビバ!岡田!!ってことになってしまいましたか?(笑)。