- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/15
- メディア: 文庫
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戦争の話なので、どうしても辛く残酷でやるせない内容なんですが、それだけではない、しみじみと心にせまるあたたかいものでもありました。当時の戦友、部下、仲間が語る主人公・宮部へのそれぞれの思いやエピソードが、完全にどこかで一致するということはなく、断片的な思い出の集まりが、徐々に宮部久蔵という人物像を浮かび上がらせているところがリアルでした。
そして、なんといっても、宮部役の岡田准一がほんとにすごいです。私は原作をまだ読んでいないので、映像で見てしまった今となっては、宮部は岡田以外考えられないですが・・・(笑)。大変な重厚感でした。重いです。共演の染谷将太も重苦しい俳優だと思ってますが(笑)、岡田は・・ほんとに素晴らしいです。その勢いのまま、普段は見ない大河ドラマも見始めてしまってます(笑)。あ、なんか、最後はビバ!岡田!!ってことになってしまいましたか?(笑)。