田端義男とエレカシとRCと

演歌の真髄を唄う心の唄

演歌の真髄を唄う心の唄

昨日の新聞で田端義男が亡くなったと知りました。94歳と出ていました。ここ数年、歌番組でも見かけなくなったな・・・と心配していました。スタイルも良くて顔も男前で、粋でおしゃれで、なによりいつも「一球入魂」みたいにそのすばらしい歌を歌う姿に感激していました。大好きな歌手の一人でした。名残惜しいんですが、ご冥福を祈ろうと思います。
さて、先日、注文していたエレファントカシマシの25周年記念のCDボックスが届きました。6枚組み!少しずつ聴いているんですが、これがとても味のある名編集盤です。ライブ音源を集めたものなんですが、ライブならではのアレンジ、ノリによってその楽曲の魅力倍増!というのはもちろんそのとおりなんですが、このCDはですね、「いい!」となったら同じ楽曲が何回も別テイク、というか別会場の別の日バージョンで収められているんです。膨大なその作品を1曲でも多く届ける、ということは二の次で(たぶん)、「これを聴いてくれよ!ね〜!!いいでしょ?くあ〜っ!!でね、同じホラ、この曲、これがこの日のがまたい〜んだ!!」みたいな(笑)選者の熱い思いが伝わってくるんですよ。いや、キャラは私が勝手に作ってみました。すみませんです(笑)。
その昔、同じような音楽を聴いている友達なんかと「マイ・ベスト」なんつってカセットテープにお気に入りを録音して貸したり借りたり、なんてことをよくやっていたものです。その中にはこっそりある日のあのライブをちょっと録らせて(音だけ)いただきました、なんていう秘密のお宝テイクなどもあったものです。(今はやってません。数十年前のことなので許してください、私も友達のことも 笑)。隠し録りの件はともかく(笑)、そのCDはその頃の感覚を思い出すような編集でした。エレカシを好きでたまらない人が、同じように好きに決まっている相手に存分に語ってどんどんお宝を披露してくれている、という感じを受けて、私はとても嬉しく聴いているのでした。
そして、貴重なライブ音源ということで、RCのも近々発売されます。「悲しいことばっかり」というタイトルからし清志郎っぽいです。以前も何度か書いていますが、私は初期、と言われている、社会性ほとんどなし!みたいな、その頃の清志郎の曲がとても好きなので楽しみにしているところです。