人にやさしく

SUPER BEST

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久しぶりにブルーハーツを聴いてみました。ミュージシャンを好きになるきっかけにはいろいろあろうかと思いますが、ブルーハーツは、「テレビで見て一目惚れ」ジャンルです。その昔、ロックンロールオリンピックという、野外フェスが開催されておりました。私は残念ながら行った事はないんですが、ある年、そのライブの模様をテレビで放送していました。その時にブルーハーツを初めて見たのでした。おそらくデビューして間もない頃ではなかったかと思います。そのライブはけっこうな雨降りでした。花道がついてたステージだったか、ちょっとうろ覚えですが、ヒロトは雨に打たれて歌っていた記憶があります。上半身裸で、赤いズボンをはいて、坊主頭で、見た目もすごく異様でしたが(笑)、とにかくすごかったんです。「リンダ・リンダ」を歌っていましたが、もう一瞬で虜よ(笑)。今のようにネット検索などありません。「リンダ・リンダ ブルーハーツ」とメモをしたことまでは覚えていますが、そこから音楽雑誌とかそういう媒体で探したんでしょうね〜・・・ファンクラブにもちゃんと入ってライブにも行ったのでした。ライブもすごかったですよ〜・・・。当時、既に私は清志郎のファンで、ライブで清志郎が跳ぶのを見ててすごいな〜と思ってたものでしたが、ヒロトは、体に強力なバネがでたらめに入ってるんじゃないか?!みたいな動きと跳び方で(笑)毎度度肝を抜かれておりました(笑)。
さて、そんなわけでブルーハーツは大好きなんですが、久しぶりに聴いて改めてしみじみ素晴らしい!と思ったのが「人にやさしく」「キスしてほしい」「ラブレター」「リンダ・リンダ」。全部ヒロト作で申し訳ありませんが・・・。特に「人にやさしく」は、タイトルだけ見ると「人にやさしく(しましょうね)」だろうなと思わせられるんですが、いや、ほんとの意味や言いたいことはそうなのかもしれないけど、曲中、唯一出てくる「人にやさしく」という歌詞は、「ひとにやさしく してもらえないんだね 僕が言ってやる でっかい声で言ってやる 頑張れって言ってやる」と続くのでした。あ、そういう展開になるんですね?!と、当時からちょっと不思議な感覚を持ってるタイトルです。深読みしようと思えばどんどん深読みできそうなんだけど、・・・深読みしなくていいんだろうな・・・・と私は思って聴いてます。