あの歌が思い出せない

HARD FOLK SUCCESSION

HARD FOLK SUCCESSION

このアルバムはRCサクセションの、初期の頃のアルバムです。ベスト盤といっていえなくはないんでしょうが、ちょっと変わった雰囲気の曲がいろいろ入ってます。以前も書いたことではありますが、私はこのアルバムが好きなんですよね〜・・・。特に「あの歌が思い出せない」って曲が好きです。
この曲は清志郎がほんとにまだ若い頃、高校生とか?その頃にRCの前身ともいえるバンドのメンバーと作った曲なんだそうです。この頃もう既に「清志郎」として完成されておりますよね・・・と改めてこの詞を見てて思います。で、この曲はかぐや姫も歌っているんだそうですが、私はそれを聴いたことがないです。
清志郎が歌うこの曲は、曲はきれいで、たしかにフォークみたいなんですが、あの声とあの歌い方なので、なんかこう・・・それだけでは終わらない!みたいな感じといいますか(笑)。水彩画で既に美しく完成している絵の上に、更に油絵の具を盛っていくような(笑)、そしてしまいにはその絵をぐにゃぐにゃ折り曲げたりして立体オブジェにしてしまうような、なんかそんなイメージを持ってしまいます。いや、ただのイメージですが(笑)。
この歌われている季節はいつなのかはっきりわかりませんが、冬あたりかな?でも、たぶん私がこの曲を初めて聴いたのがきっと今頃のこういう季節だったんではなかろうか、と思うんですが、この季節になると黄色の銀杏並木をしょぼしょぼと歩くマッシュルームカットの清志郎がこの曲と一緒になんだかイメージされるのでした。ま、とにかく勝手なイメージです(笑)。