きたちゃん

昨日きつねのことを書いてて思い出したんですが、私はキタキツネのえりまきを持っているのです。かれこれ20年ぐらいも前にいただいたものなんですが・・・。北海道みやげということで、あるとき唐突にいただきました。大ぶりなえりまきで、背中の毛なんかつやつや光っててとても立派です。手足もついてます。顔もとてもかわいくて、黒々としたきれいな目がはめこまれていて鼻先までとても美しく、かわいらしい表情です。でもね〜、大きくてつやがよくて立派であれば、それだけ見ていて切ないものです。生き物としてのきつねが好きなのでね。なんだかとても複雑な気持ちでそのえりまきをいただいたのでした。
家に帰ってからつくづくとそのえりまきを眺め、(よし、これは本物の毛皮でできたきつねのぬいぐるみということにしよう)と一人決意しました。そこで、名前をつけました。キタキツネだからきたちゃん。安易ですな〜・・・(笑)。でも、ぬいぐるみといってもでかいし存在感ありすぎで、見てればなんだか生きてるみたいでドキドキするし、普段は箱に入れてしまいこんであります。年に数回ふたを開けて防虫剤を入れ替えながら出して、頭をなでたりしてちょっと遊びます(笑)。
一度だけきたちゃんの夢を見たことがあります。いただいてきてまもなくのころでした。夢の中で、きたちゃんは私を見て立ち上がろうとするんだけど、手足が骨抜きなのでふにゃふにゃして立てないんですよ・・・。それを見ててほんとに気の毒でした。私はマフラーはこれからも毛糸ので充分。せめてえりまきになって役に立つなら、ともしかしてきたちゃんは思ったことがあるかもしれないけど・・・。ぬいぐるみ状態は不本意だぜ・・・なんて?でも、やっぱりぬいぐるみでいてもらいます、とりあえず私のとこのは。