本棚猫


実家の猫がすくすくと育って大きくなってきてます。立秋を境にいきなり涼しくなって、家には鈴虫もいたりするもんだから、もう秋の気配みたいになってますが(笑)、またこの後ひとしきり暑さがぶり返すらしいですね??残暑というものがありますからな・・・。油断はできませんな・・・。この写真は、立秋前のものすごい暑さの続く中のある一日、実家に行って来た時に撮ったのでした。人も猫もぐったりでした。ガラスの引き戸がついた大きな本棚というか書類棚が実家にあるんですが、そのガラスのひんやり感が好きなのか戸棚の狭さが好きなのか、入って寝ていました。この後さまざまに寝姿は変わって(笑)、書類のファイルの間にあごを挟んだり、片腕が戸棚の外にびろ〜んと伸びてきたり、いちいちおもしろくてかわいかったです(笑)。
本棚と猫、本と猫、という取り合わせは合うもんだ、ということになっていると思うんですが、たぶんそうだと思うんですが(笑)。たとえばこれが犬だったりすると、いきなり擬人化されて、メガネなんかをかけて重厚な机に向かい、賢そうな顔でこちらを見つめる、みたいなイメージよ(笑)。でも、猫だと、そのまま、ただ本の間で寝てるか人間が読んでいる本の上に尻尾をふさふさとよこすような、ただそれだけっていうイメージです。だからなんだということでもないんですが(笑)。
さて、話しが飛びますが、日本三大奇書(ほんとにけっこう飛ぶ 笑)というのがありますが、その中のひとつが「ドグラマグラ」、そして「虚無への供物」「黒死館殺人事件」と。「ドグラマグラ」を読んだので、せっかくなのであとの2冊も読もうかな、と思い立って、とりあえず「黒死館」を買って来て読み始めましたが・・・・う〜む・・・(笑)これは厳しい(笑)。難解でございます。「ドグラマグラ」は文章自体はわりと平易でありながら構成でぐるぐると翻弄されるようなところがあるんですが、「黒死館」は文章自体が難解で、たとえに出てくるものが、「そういうものに例えられても『ああ、あれか!』とならないんじゃないすか?」というような、おそらく一般的ではないような事柄だったりしまして(笑)。わかる人にはわかるんでしょうが・・・。たとえばね「・・・まさに彼等にとれば、ロンバルジア巫女(ストリゲス)の出現以来、永生不滅の崇拝物(トーテム)なんだよ」と言われても「??」なんですが(笑)。ちなみにこの場合の崇拝物といわれているものはオレンジのことです。ロンバルジア??地名ですかね?ストリゲス、は巫女のことなんだね。オレンジがなにか重要な鍵を握るようなできごとが、ロンバルジア巫女の周辺で?なんかとにかくあったんですね?史実かなんかで。いずれそれを踏まえていないと「トーテムなんだよ」と言われても、「だよね〜」とならない(笑)。著者が当然のように提示してくるあれこれを私が知らなすぎ・・・。残念でくじけそうになりますが(笑)、でも、「あ、そうなんですね。知りませんでした〜」の連続で(笑)受け流しつつ頑張って読んでみればなんとかなるかな。うむ・・・頑張ってこの難物をどうにか・・・。大丈夫かな〜(笑)。