ドグラマグラの下巻をちびりちびりと

台風の被害が深刻ですね。春には東日本であんなことがあり、今度の台風は西の方です。なんだかほんとに今年の日本はというか、日本列島は試練にさらされますね・・・。
今日は久しぶりに風も吹かず、からりと晴れて日も射す良い天気になってます。夏からちびりちびりと読んでいた問題の書(笑)の「ドグラマグラ」も下巻に入って久しくなってます。上巻を読んでいるときも何度も感じたんですが、きっちりと飛ばさずに読み進めているのに、「・・・なんで今こういう場面になってるんだっけ??」と急に気がつくことが何度かあるんですが(なんだそりゃ。おかしなことを・・・、と思われるかもしれませんが、ほんとなんですよ、これが)下巻は更にそれが強まりますかもよ・・・。いつのまにこんなことに・・・?と、何度か前の部分に戻り戻り、ああ、そうだったよ・・・と納得しつつ読み進めています。
今は、唐突に提示されたある殺人事件に対する考察を読まされてるところです。読まされてる、って変かもしれませんが、読んでいるというより、やっぱり読まされてる、って気がしてくるんですよ。この先にね、ああそうか、と納得できるなにかがあるに違いない、そこへ近づくために今はこれを読んでおく必要があるわけだ、みたいな気分で読んでいるんですよね・・・。その「考察」は確かなものとして語られているわけではなく、いわば「ひとつの考えとして」という感じではなかろうか、と。「考察」だし。でも一応傾聴しておくか・・・というような。
ありの巣の観察キット、とかいうのがありますよね。ありの巣がいろんな部屋に分かれてるようすが観察できるという・・・。この物語はそんな感じ。・・・わかりにくいですね(笑)。または、演劇の舞台を見ているような、とでも言いましょうか・・・。舞台上が暗転して次にライトアップされた場所で別な場面が描き出されるというような。同じ空間で同じ面を見ていたはずが、あちらでもこちらでもランダムに物語が展開されるような様子です。振り落とされないように頑張ってついていかないと・・・(笑)。