ドグラマグラ

ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)

ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)

書店に行くと文庫フェアでにぎやかですね。毎年、この時期は、文庫のおまけはなんだろう?今年のYONDA?ちゃんはどんなのだろう??と楽しみになります。
で、この文庫フェアって、大部分の本は青少年向け、ですよね?たぶん。まあ、でもそう思いながらも毎年熱心に選んでは買い、おまけをもらい、っていうのをやってるんですが、今年はとうとう「ドグラマグラ」を買ってしまいました。とりあえず上巻だけ。なんといっても「奇書」と名高い本なので、果たして読み進むに耐えられるかな〜(笑)という懸念もあったりして。今日で3日目、少しずつじりじりと読んでいますが、この先はこの先は、と続きがどんどん気になる本です。設定自体は確かに素っ頓狂で異常な感じですが、主人公の青年が(今のところ)極めて普通で、応援したくなってきます(笑)。上巻のおよそ1/3ほどまでしかまだ読んでいないので、これからどんな展開になっていくのか、青年を応援する気持ちが変わらないよう祈りつつ読み進めていきたいと思ってます。
ところで、この文庫の表紙は俳優であり画家でもある米倉斉加年です。他に夢野久作の文庫を2冊持ってますが(「少女地獄」「瓶詰地獄」)どっちもやっぱり米倉氏の表紙です。この「ドグラマグラ」の表紙はたしかに美しいんですが、なんとも妖しげで陰鬱な雰囲気で、ちょっと手に取るのをためらうような淫靡なデザインなんですが・・・(笑)。角川の文庫フェアに毎年登場してますが、なんとなく青少年向けのフェアのような気がするんですが、と思ってることは上にも書きましたが、その中にあってやはり異色な感じがするんですが・・・(笑)。気のせいですかね・・・。ま、あんまり気にしないで読んでみます(笑)。
これ買ったら「ハッケンくん」ストラップもらえました。ハッケンくんがサーフィンしてるデザインの。それをもらって「・・・だよね、いいんだよね、夏の文庫フェアに入ってる本だもんね、読んでも大丈夫だよね」とやや気楽になりました。だって、「読めば必ず精神に異常をきたす」なんて紹介されてればビビるって(笑)。それで何年も「恐ろしい本」として避けてきたんだけど、でも、昨年短編集2冊読んで、「慣れた(少しだけ)」ところで、とうとう買ってみた、と。下巻も買ってまたストラップもらおうっと。今度はシロクマのがいいな・・・。