ジョー山中とアマリア・ロドリゲス

youtubeで最近、「じゃあこれはあるのか??」と、古い(笑)記憶をたどりつつ、いろんな曲を探してみています。ありますね〜・・・。すごいな・・・。昨日はジョー山中の曲を探してみました。やっぱり今聴いてもほんとにかっこいいです。どこか日本的な曲調のレゲエ、「レゲエ・バイブレーション」がとても好きでした。
さて、その昔、ちょっとした映画音楽ブームがありました。映画音楽ジャンルは、いつでも安定した支持を受けているとは思うけど、もっと踏み込んだ感じでテレビの特番やラジオなんかで頻繁に耳にする時期があったんですよ。人気投票、とかね。1位は大体「エデンの東」とか「風とともに去りぬ」とかあの辺でした。
そういうある時期、ラジオで特集をしていたので、当時中学か高校生だった私はエアチェックをしつつ録音していました。その時に、大きな衝撃を受けたのが「戒厳令の夜」のテーマ「哀しみのフローレンス」でした。聴いたことない声だし、何語だろう?なんていい曲だろう・・と、ほんとになんだろう、これは、と何度も繰り返し聴いてたものです。今ならすぐにネット検索ですが、当時はそういうこともないので、わからないまま、わからないリストに入れておくしかなかったというか(笑)・・・。かなり好きな曲だわ、と思いつつ、積極的に調べつくしたりはしないまま、年月は過ぎました。
その後、偶然が重なって、その声の持ち主が、アマリア・ロドリゲスって人だ、ということを知りました。その歌を作ったのはジョー山中だ、と。レゲエのジョー山中は知っていたのに、「哀しみのフローレンス」とは結びつかなかったわけでしたよ・・・。で、アマリア・ロドリゲスのCDも買って聴いてみましたが、そりゃあ「ファド(ポルトガルの民族歌謡)の女王」とされてるだけあってほんとにすばらしくて、しみわたるような歌の数々なんですが、それでも私は「哀しみのフローレンス」の方がやっぱり好きってことで・・・。ジョー山中もやっぱり好きです。