「カロリーヌほっきょくへいく」

カロリーヌほっきょくへいく (カロリーヌとゆかいな8ひき)

カロリーヌほっきょくへいく (カロリーヌとゆかいな8ひき)

イヌイットのお人形を紹介したところで、この絵本なんですが、この絵本の中にイヌイットのキリキリ族という人たちが出てきます。凍ったクジラの肉を口にくわえ、噛み切れないのでナイフで切りながら(くわえた状態で)食べる様子がイキイキ描かれてます。この絵本シリーズは、かわいらしいんだけどほんとに写実的で、美しいすばらしい絵なんです。私が小学生の時からの大好きな絵本のシリーズです。
お話しは、動物園に行ったカロリーヌとゆかいな仲間たち(動物のこどもたち。みんなしゃべれておしゃれ。フランス仕込みです。)が、おりの中でしくしく泣いているシロクマの子を見つけます。どうしたのかな?というと、そのシロクマはお母さんと離されて動物園に連れてこられちゃった、帰りたいよ(涙)、というわけで、カロリーヌちゃんは抜群の機転と行動力で北極のお母さんクマのところまで一緒に行って無事送り届けます。その道中、イヌイットの人たちにも出会って、カヤックに乗せてもらったり、クジラの肉をごちそうになったり、というわけです。
このカロリーヌシリーズ、世界のあちこちが物語の舞台になってますが、残念ながら「カロリーヌにほんへいく」はないですね〜。惜しいです。