気長に待つ


それは暑いさなかのことでありました。私の古くからの友人から、長年連れ添った老犬がさっき息をひきとったと真夜中にLINEで連絡がきました。友人の住むところは、毎年夏にはしょっちゅうその日の最高気温の出た場所として発表されるところに近く、そして友人は私と同じで暑さにはめっぽう弱いというタチであり、とにかく暑さでただでさえ弱っているところにそんな不幸があっては友人がどれだけ参ってしまうか、ととても心配になりました。なりましたので、私は友人を励まそうと考えて、ワンちゃんの供養にと花キューピットからお供えのお花をおくりました。友人は喜んでくれました。
さて、そんなことがありましたが、先日その友人からお花のお礼と、ステキなお菓子の詰め合わせとともに花の種が数種類送られてきました。きれいなお菓子も嬉しかったんですが、花の種はもっと嬉しかったです。育て方は検索しておくれということだったので調べてみました。牡丹やアジサイや夏蝋梅や、です。そしたらさ、牡丹てうまく育てても花が咲くのは5年先とか!?(笑)。夏蝋梅も数年がかり。アジサイも。マリーゴールドはどうやらスクスク育って花をすぐに咲かせるらしいけども。(ピンクマリーゴールドだそうな。ステキ。)これは・・・気の長い話しだぞ・・・と覚悟を決めまして(笑)、とにかく種まきだ!と100均で植木鉢を買い、土は検索した結果のこれだというものをホームセンターから買い、種まきしてみたとこ。芽が出ますように。ちなみに写真左のグルグルしたグリーンも、その同じ友人からずーっと前に送られてきたものでした。クルンとした葉のひとつが封筒に入って届いて、それがこれだけ増えました。植物を分けてもらうというのは、なんというか、だいぶ幸せ尺度高いと感じます。