なんだかすごい

呪術と祈祷の日本史 (別冊宝島 2413)

呪術と祈祷の日本史 (別冊宝島 2413)

加門七海が好きなので、新刊はないかな〜と時々検索してます。最近そうやって検索していたら見つけたムックです。編集が加門七海さん。さすが期待を裏切らない内容でした。まじないや呪術のあんなことやこんなことが実例を引きながらあれこれ紹介されてあります。こういうのって、禍々しいと眉をひそめる人もいるだろうし、はじめから「はぁ?(笑)」と取り合わない人もいっぱいいるだろうし、そうかと思えば、まあそういうことはたしかにあるさ、とまともに受け止める私みたいなのもいるでしょうし(笑)いろいろでしょうね。私はとても興味深く読みました。呪術といったら外せない安倍晴明のことなども詳しく載っていますが、あの方が活躍したのは平安時代。今よりずっと誰もが野生の勘をまだまだ備えていたのではないだろうか、だから妖怪なんかも目撃されがちだったのではないだろうか、そこへ呪術というものも日常的に生活に溶け込んでいたのではないだろうか、ってことは思い至ります。しかしですね、この本の最後の方に、第2次世界大戦の時に行われたという呪術について載ってます。これ、ほんとかな??と思ってしまいましたが、加門七海編集ムックとなれば私は(ほんとなんだろうね〜)と信じて読んでしまいますが・・・。なんだかすごいんです。びっくりした後なんだかしみじみ切ないような気持ちになりました。
さて、なんだかすごい、と思ったのをもうひとつ。今朝の新聞で、東大寺の大仏様の巻き毛(螺髪:らほつ)の数が、長らく966個ということになっていたけど、レーザー照射で正確に数えたら492個だったそうな。半分くらいじゃないですか?!なんでだ??(笑)。2〜30個ぐらいの誤差ならなんとも思わないけど数が違いすぎじゃないですか??表からは見えないところに実はもっと巻き毛を作ってあるとか??ない?(笑)。不思議だな〜・・・すごいな〜・・・と朝からちょっとわくわくしました(笑)。