so many people

エレファントカシマシ SINGLES 1988-2001

なんだかもう、ものすごく厳しい残暑を日々迎えてはなんとか乗り越えてますが・・・言いたくないけど・・・暑いですよね〜・・・。今日も燃え上がるような熱気の中出かけて帰ってきたところですが、最近、車で聴いているのがエレカシの「so many people」です。気に入るとしつこいので（笑）、リピリピで聴いています。この曲は「グッドモーニング」というアルバムに入っている曲ですが、そのアルバムの中では「精神暗黒街」が最高よ、という記事を書いたことがありました。「so・・・」もノリのいい素敵な曲、と認識しておりましたが、ついこのごろ惚れ直した、というわけです。きっかけは、久しぶりに彼らの、シングルを時系列に収めたアルバムを出してきて聴いた、のでした。
私はそのアルバムは、入門盤のひとつとして、みたいな気持ちでそろえたもので、そう言いながらほとんど聴くことなく他のアルバムばかりを聴いていましたが、気が向いて聴いてみたのでした。それに「so・・・」が入ってました。シングルカットバージョンです。アルバム「グッドモーニング」には「アルバムバージョン」として新たなトラックが収められているのです。さて、このシングルバージョンの方の「so・・・」の爽快感がすんごいんだ！（笑）。さわやかに前向きにだけ終わらせないように、油断なく斜に構えたような様子にはなっているものの、それでもあふれ出る爽快感と開放感、て感じです。「高速道路〜」という一節があるんだけど、そこを聴くと、胸がバーっと開放されたような、体がちょっと軽くなるような（笑）そんな感じを受けます。ひょ〜！！すごい！この曲！！と感激しながら、・・・あれ？？精神暗黒街ばっかり聴いてたから、今までこの曲をアルバムの中で聞き流してしまっていたってこと？？と不思議に思って、改めて「グッドモーニング」のアルバムバージョンのその曲を聴いてみたのでした。そしたらですね、あまり大きな違いは感じられないにも関わらず、曲の雰囲気が違うことがわかったのでした。
「グッド・・」の方のは、重いんですよ。宇宙空間の中で、なんか酸素が足りないというか、ブラックホールに向かう途中だからか（笑）、陰鬱で重いです。シングルの方は、ほんとに明け方の高速道路が見えてる感じで、酸素もいっぱいありそうですが、「グッド」の方は、宇宙空間か狭いところから思い出して歌っているような感じです。ま、個人の勝手な感想です。同じ曲なのに、アレンジもそんなに変わらない（ように聞こえる）のに、がらりと印象が変わってることにびっくりしたのでした。私の好みはシングルバージョンの方、ですが、そのまま「グッド」のアルバムに入っていたら突き抜け感がすごすぎて浮きそうなので、アルバムにはあの重たいバージョンが必要だったのかな、なんて思うのでした。