もしもハンマーを持ってたら

清志郎の、というかHISの「500マイル」を久しぶりに聴いて、これまた久しぶりにPPMのも聴いてみました。ほんとにしみじみ・・・。
PPMは、「花はどこへ行った」とか「パフ」とか「レモンツリー」とか、いろんな素敵な曲をたくさん歌っています。そういえば、話がそれますが・・・、あるライブの時に清志郎が急に「パフ」のメロディで「パッと生まれたたっちゃん、とってもいいこだよ。親思いのとってもいい子だよ」と、歌いました。歌った直後、「なんでもありません!」と力強く言い放ち(笑)、私などは、なんだかいいもの聴いちゃった、ラッキー!・・・でも、なに?「たっちゃん」て。竜の子太郎?ドラゴンだから?なんて思ってたんですが(笑)、ずっと後になって、実はその時たっぺいちゃんが生まれてたんだ、と、知りまして(笑)。なるほど〜・・・、嬉しくて歌ってしまったんだね〜、清志郎ってば、と、ほのぼのしたことがありました。
さて!話しを戻しますが・・・、マリーは晩年は、体格もば〜んとしてすごい貫禄でしたが、声は迫力を保ちつつも、更にすっと心に沁みてくるようなしっとり感が増しててほんとに素敵でしたね〜・・・。自分に向かって歌う歌手も多いような気がしますが、それを悪いとは全然思いませんが、彼女の歌う歌というのは、完全に聴いてる者にだけ向かっているような気がします。特に晩年は、自分の持てるものをどんどん歌に乗せてこちらへよこしてしまうような、そんな感じを受けました。聴いてるとなんだか泣けてくるのは、そのひたすらな様子に打たれるからかもしれないですね・・・。
私はPPMの「500マイル」と、この「天使のハンマー」が好きです。晩年の慈愛に満ちたマリーも素敵ですが、若いマリーも力強くてほんとにかっこいい!