もののけ

もののけ物語 (幽BOOKS)

もののけ物語 (幽BOOKS)

昨日、書店で見つけました。この著者の本は今まで何冊か読んでますが、おもしろいんですよね〜。迷わず買ってきました。まだ全部は読んでいませんが、おもしろおかしい文体だから笑ってしまうものの、ぞ〜っとするようなエピソードも満載で(笑)続きがとても楽しみです。モノと自分とのかかわり、というところがいっぱい書かれてますが、中でも「人形と私」みたいなところは、なんだかとても共感できました。私は著者のように不思議な能力や霊感はないので、ほんとのところをすっかり理解はできないのかもしれないんですが・・・。
人形との相性、という言葉で語られることがありますが、そういうことは確かにあるようだ、と私も感じることがあります。直接実物を見ずに、勘で注文したものや、オークションでめでたく落札したものとの初の対面の時はいつも「頼むよ〜・・・」と言いながら真剣に祈りつつ蓋をあけてしまいます(笑)ほとんどが「よく来たね〜!」と歓喜の出迎えになるんですが、まれに「うっ・・・・」と絶句してしまうこともあります。気に入って買ったはずのものなのにね〜。なんとか折り合いつけてやっていこうと努力しても、どうしてもだめで結局手放す、ということもあるものです・・・。
著者によれば、買うのはこちら(人間)、でも、そこにとどまるかどうかはあちら(モノ)が決めるんだそうな。なるほど。あちらさまにも選ばれてるからこうして一緒にここにあるわけですね。