「からだっていいな」

からだっていいな (絵本・ちいさななかまたち)

からだっていいな (絵本・ちいさななかまたち)

私の好きな片山健の挿絵の絵本です。「山本直英片山健 さく」となっているので、文章の部分にも片山健が関わっているんでしょうかね。絵本といっても、物語ではないです。からだが感じる感覚や快・不快についてなどを、わかりやすくおもしろく、なんたってこの絵で表現してくるわけです。
お風呂に入るんだか出てきたとこか、5歳ぐらいのお兄ちゃんと3歳ぐらいの妹が裸でわーいと駆け出してる挿絵があるんですが、このぐらいの年頃の子供に一番ぴったりかもしれないですね。かゆいのも痛いのも眠いのも自分でよくわかるし、でもそれをあんまりがまんしないお年頃っていうかで(笑)。感覚が研ぎ澄まされてるお年頃ともいえるかも、なんてね、勝手なことを言ってみましたが。でも、もちろん、我慢強くなった(感覚が鈍くなった、ではないですよね)大人が読んでも深々と心にしみてくるような素敵な絵本です。
さて、なんでこの絵本を思い出したかというと、今日は胃がん検診でバリウム飲んできたからです。誰がかというと私ですがね。今日のはうっすら「いちご味」でした・・・。昨年のはセメント食べたらこんな味かも、みたいな味でしたが・・・。台の上でごろごろ回ったり、さかさまになったりのアレですが、バリウムを飲まずにゲップも我慢せずに息も止めずに、ただごろごろするだけなら意外に楽しいだろうな・・・と受診するたび思うのですが、そうでもないですかね〜。
待ってる間、ずっと「検診を受けよう」みたいなビデオを延々と見てきたためか、「体」が私の本日のキーワードとなってこの絵本、と。たぶんそういうことでしょう(笑)