ホネホネさん

ゆきのひのホネホネさん (こどものとも傑作集)

ゆきのひのホネホネさん (こどものとも傑作集)

雪が積もるといつも思い出して眺める絵本です。
ホネホネって変わった名前だね〜、と最初思ったものです。そしたら、ホネホネさんてズバリ、骨、ガイコツさんでした(笑)。ちょおっとブキミです(笑)。でも、すぐに慣れますが。
ホネホネさんは郵便やさんです。ホネホネさんの配達地域は大雪が降るところみたいで、スキーを移動手段にして配達業務をこなします。地下に配達しなきゃいけない時には(地下にはへびのニョロコさんが住んでるんで 笑)雪をスコップでよけて入り口を探して届けます。誠実でまじめな配達さんなんですよね・・・。このあたりまで読み進むと、ホネホネさんがガイコツだってことはぜんぜん気にならなくなってるはず・・・、たぶん。
池の中のナマズさんには、池表面の氷に穴を開けて瓶に手紙を入れて沈めます。イノシシやナマズやヘビがイキイキ出てきて、そして主人公はガイコツ、というどこまでも妙な雰囲気なんですが(笑)、なんとも味のある素敵な絵本です。
ナマズさん主催でクリスマスパーティを開いて、みんなでにぎやかに過ごしました、そして、その後、ホネホネさんはガールフレンドのホネコさん(!)から手編みのてぶくろをプレゼントされ、スキーにいっしょに行きました、で、終わります。なるほど〜・・・、ホネホネさんの恋人はホネコさんか・・・と。最後に、ホネホネさんがガイコツさんであった・・・という忘れかけてたことを思い出させてもらって(笑)読み終わるわけです。
ところで、ナマズさんの部屋の本棚には、私の大好きな片山健の「タンゲくん」の絵本がさりげなく並んでますよ〜。