真多呂人形〜移り香〜

kiji52932010-06-15

何年か前に、とあるバザーで(バザーやリサイクルショップで出会ったものが多くて自分でも改めてびっくりですが)真多呂人形の製作キットが売られていました。
木目込み人形のことはよく知らなかったんですが、とにかく布を人形の土台に合わせていけばなんとかなる?と考え、何よりもとにかく、頭と胴体の状態でじっとしてる姿がとてもとても不憫に思われて、よし!私がキミたち(二体あった)の頭をちゃんと体にくっつけてあげるよ!!と、謎の使命感を持って買ってきたのでした。
でももちろん道具も知識もなく・・・、それでも作ってみたくて、なんとレターナイフを木目込みベラの代わりにして、とにかく第1号を作ったのでした。
1号は「鳩車」というラブリーな名前の小さな童子人形です。
こんな私に、しかも、レターナイフで作られた割にはとてもしっかりしたかわいいお人形です。(なんたってそこは素材の品質のよさということで・・)
その時のもう一体は「宴」という、扇子を持って踊ってるお姉さん人形で、安寿と厨子王みたいな年回りの二人です。

木目込み人形は立体の「ぬりえ」みたいな楽しさがあるな〜と思います。材料の布とお顔を初めて見るときが毎回とても楽しみな瞬間です。
この「移り香」さんはオークションに出てたキットで作りました。6体めぐらいに作ったものです。
これはちゃんと木目込みベラで作りました(笑)