- アーティスト: ヨハン・セバスティアン・バッハ,カール・リヒター,イルムガルト・ゼーフリート,ミュンヘン・バッハ合唱団,ヘルタ・テッパー,エルンスト・ヘフリガー,ミュンヘン少年合唱団
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1991/09/25
- メディア: CD
- 購入: 4人 クリック: 26回
- この商品を含むブログ (52件) を見る
その昔、私がまだ若いというか、子どもの頃(笑)、新聞のFMラジオの番組欄を眺めてバッハの曲が流れることがわかったらテープに録音して聴く、ということをしていたものでした。クラシックに特に興味があったわけではなくて、バッハだけが好き、ってことで。で、ラジオのエアーチェック@バッハやってたんですが、そんなことをしてるうちに、すぐに「マタイ」に行き当たりますわよね、そりゃ。というわけで、テープに録音したマタイを時々聴いてましたが、そのうちテープは伸びるし、そもそもカセットテープ自体聴かなくなって、ちゃんとCD買おうと思い、カール・リヒターの58年のCDを買ったのでした。
このマタイはですね、名演奏の呼び声高い素晴らしいものです。ほとばしる情熱!って感じなんです。宗教音楽の、しずしずとした様子っていうのがあまりないというか(笑)。骨太で熱い、ギュンギュンと迫ってくる演奏です。私が特に好きなのは合唱なんですが、21番、23番と続く同じ合唱です。これのね、特に21番の熱いことよ(笑)。良い意味で洗練されきっていない、とでもいうか。聴くたび胸が熱くなります。有名な最終の合唱曲も本当に素晴らしいんですが、私としては是非21番、カール・リヒターの58年の21番!てことを強く推していきたいと思っています(笑)。