元気な2人組

昨日、どんよりしてたお人形2人組の片方がとりあえず元気になりました、これです、と写真を載せましたが、なんかどうにもモヤモヤと納得できないような気持ちが実は残っており、でした。うーむ、どうにも不自然でしっくりこないなーと。そして、原因の大きな部分は「目」だなと結論付けました。スリープアイなんですが、どういうわけか設置されてるポイントがアイホールから離れているんです。つまり、目玉が目の穴ピッタリに収まっていなくて奥まったところにある、と。それで不自然なほど小さくて輝きもない目なんだな、と思いました。ロータスちゃんの目玉は光彩の入ったグレーのガラスの美しいものなので、それがアイホールの奥で薄暗くなってしまっているのはもったいない!と、頭のフタを開けて力任せに目玉が付いている針金パーツをあれこれどうにかして(笑)目玉をアイホールに近寄せました。そしたら目元がイキイキとなってやっとほんとに人形本来の元気が現れてきた!と感じました。そこで、元気に見せたいとほっぺに赤みなどをさしたのも不自然に思えてきて、もう一度顔をきれいに拭いて私が足した余計なものは取り去りました。ホッとするほどやっとかわいく元気な様子になりました。
そして右のかわいこちゃんですが(笑)、これがまたものすごくて、怖いほど汚れていました。手足と頭を繋ぐゴムも伸びて首はグラグラ、パッと見ほんとに怖かったです(笑)。でも、せっせと汚れを取ったらまるでご褒美のようにこんなにかわいい顔が現れました。ゴムも頑張って引っ張って直しました。このお人形はドイツのホイバッハというメーカーのものです。名前はジニアとしました。ヒャクニチソウです。特に手足の傷みはだいぶ激しいものの、顔は割れなどもなくきれいです。写真の中で2人の視線は同じものを見ているように見えます。
それにしても、同じ長い年月を経てきたものでも、この2人組のように軒下にでもいたのか?!というほどの状態のものもあり、前に載せたケストナーの美人さんのようにおそらくキャビネットに入れてもらって大切にされて過ごしてきたであろうものもあり、なわけですが。なんというか、どっちもつまり強運なんじゃないかなって(笑)。なんだかそんなことを思いました。