言葉は心持ちをのせて羽ばたいていくよね〜・・・

なんだかもうね〜、みたいな、驚くべき失言がまたまた立場ある閣僚の口から悪気なく出たようですが。しかも復興大臣という肩書きをお持ち。たとえ仲間内での軽口でも、ちょっとそんなこと言っちゃうと、さすがになんだかアレな感じで・・・なんて思われそうなことを公の集まりの中で発言するとは・・・。いったいどうしてしまったものやら、と、呆れるのを通り越して不思議ですらあります。復興大臣として、被災地の窮状を我が事として受け止める意識を切らさず、被災して今も苦しむ多くの人々に寄り添う姿勢があるなら東北を「あっちの方」などとは表現しないでしょう・・・。あっちって、一体どこから眺めた景色なのですか?と一応問うてみたいところ。いずれ、まったく東北を軽んじている蔑視に近い発言と、瞬時に誰しも気づいてしまう言い草だったと思います。よくも悪くも、考えている以上のことは話せない、書けないものというじゃあないですか、つまりそういうことなんだと思います。言葉の奥の「(たぶんふだんから)考えてること」が勢いを持って躍り出たんでしょうね。
しかしながら、ネットでは「東北でよかった」の意味を「だから好きだ」ということに練り直して、投稿が続々なされていると新聞で見ました。ネットの実際の投稿も見ました。涙目になります。やっぱり言葉には心持ちが透けて見えるものだなんだな、と改めて思います。