やっとひと心地

ここ最近の私の関心事でありました、楽天イーグルスの嶋の去就ですが、残留ということで決着となりました。やっと安心しました。
私は何年間もプロ野球からは目を離してきてましたが、昨年の途中からなんだか楽天が頑張ってるようだな・・・というのでテレビで見始めました。そして、プロ野球でこんな泥臭く汗臭い高校球児みたいな勢いの試合をする人たちがいたのかと衝撃を受け(笑)、以来気にして応援してます。ま、かなりやわやわなファンですが、デーブ大久保新監督就任騒動から、嶋の去就が確定するまでの間は、やわやわなりにずいぶん心配しながら過ごしていました。
さて、ところで私はそもそもなにがそんなに心配だったんだろう・・・と、ようやく落ち着いてきたあたりでふと考えました。たぶん私は、嶋が楽天を去るとなったらどれだけ多くの人たち(特に東北民)が失望してしまうことか・・・、そして、たくさんの人たちを強烈に失望させてしまった嶋を見て更に自分が失望してしまうのが不安だったのかな、なんて思いました。
嶋は、震災の後のあの選手会長の挨拶もだし、優勝したときにも、たびたび「東北の皆さんを元気づける」ということを口にしていますが、私はその姿勢にプロアスリートの良心を見ました。そしてそれはそのまま、楽天イーグルスの良心とも言えると思っています。その存在が、ドタバタの醜聞飛び交うさなかチームを去ることになったらいったいどれほどの失望感を味わうことになるんだろう・・・・と不安だったんですよね。だから今回嶋が楽天に、仙台に残ったということは、東北に希望の灯りはちろちろ燃えていると示してくれたほどにデカイことだと感じました。おおげさではないと思います。プロ選手にはそのぐらいの力があります。
ともあれ、一連の騒動ですっかり嶋愛が高まったところで(笑)、とにかくとにかく楽天は応援していこう!と前向きになってるとこなのです。