「かきかた」

台風26号が大きな被害をもたらして過ぎていきましたね。自然災害が起きて、地形が変わるほど荒れた様子を見ると、いったい自然というものはどのような姿形を理想としているんでしょうか・・・などと思ってしまいます。人間が見て調和が取れて美しいと思える様子と、自然が向かう先というのは必ずしも一緒ではないのかもしれないな〜・・・って。
さて、私のところでも多少は台風の被害があって、後始末をしていました。で、ひとり心の中で(台風が過ぎたあとのこの片付けかたが大変だよね・・・)などと考えていたのでした。おや・・?と気がついたでしょうか・・・(笑)。片付け、ではなく、片付けかた、ね。この「〜かた」という言い回しを時々使うことがあります。方言だろうかとも思うんですが。たとえば、「飲みかた」といえばそれはもう「ガッツリと呑むぞ」というニュアンスが漂う宴会を指します(笑)。そうです、この場合の「かた」は、方法とか手段という意味ではありません。そうではないということは自分でもわかっていましたが、はて、いったいこの「〜かた」ってなんだろね??と改めて考え出したら気になって(笑)。国語辞典で調べてみました。(方言の言い回しだろうし載ってないかも)と思いつつ。「方」をまずは調べてみたら、これだよね・・・?という用法がなんと、載ってました。接尾語の用法だそうで、「動詞の連用形や動作性の漢語名詞に付いて、・・・・すること、の意を表す」だそうな。例文として「打ち方やめ」なんてのがありました。なるほどね〜・・・と納得して、それ以外のいろいろを思い浮かべていて、ふいに「かきかた」という言葉が浮かびました。
「かきかた」って小学校でやりましたよね。練習帳のようなものに、大きく「かきかた」と書いてあるのを、なんとなく妙だと思って眺めていました。方法としての「かきかた」なら、上に「ひらがなの」とか「文字の」ってついてないと変じゃないか??と。まあ、でもそんなに深く考えていたわけではないですが、「かきかた鉛筆」にいたっては、もうお手上げというか(笑)、変わった言い回しだなと思っていたんですが・・・。それでですね・・・「かきかた」って、もしかして「方法」の意味じゃない方の、「特に何かをすることの意」の方の「かた」ですか??と考えたんですが、そうなのかな?「文字を書くことを一生懸命する」みたいな意味合いになろうかと思います。それだと、かきかた鉛筆は、かきかたをするのに最適な鉛筆だ、でしょう。たぶんそうだ、ということにしておこう・・・。・・・誰かちゃんと教えてくれないかな・・・(笑)。