今読んでるマンガのタイトルのこと

百姓貴族 (1) (ウィングス・コミックス)

百姓貴族 (1) (ウィングス・コミックス)

昨日、親戚の家に用事があって行って来ましたが、そこの家の年若い子にマンガを借りてきました。私がマンガを借りることになる「是非読んでみた方がいいから!!」と、ぐいぐいと持たされて貸される、といういつものパターンです(笑)。このマンガは、他に2人の友人からも「今度貸す!」と言われてたこともあるし、書店ではいつも平積みになってるし、で、気にはなっていたんですよね〜。まだちょっとしか読み進めていませんが、北海道の牛やクマのエピソードがいろいろ紹介されてて思わず笑ってしまいました。私は牛を飼ったことはないんですが、ニワトリはいますが(笑)、牛を飼育してる人にとってはなおいっそうおもしろいんではなかろうか、と思いました。
さて、タイトルに使われてる「百姓」は、差別用語だ、いや違う、気にしすぎだ、いやいや、と、なにかと論議をかもす表現ではありますよね。農家が自分を指して「われわれ百姓は」などと、ある意味気概を込めたような表現で使うのを見聞きしたりすることはあります。そういうときの「百姓」って、たくましく働き、天候を読み、土を知り尽くし、みたいな、そういう力強さが込められているような気がします。「百姓」が時に差別用語ではないか?とされるのは、「百姓」がくっついた造語に、中に「ちょっとこれはないだろう・・・」みたいなものがあって、そのあんまりなイメージが百姓という言葉そのものの意味まで変えてしまったから、ってのもあるんじゃないか??なんて思いますが・・・。
百姓の言い換えには、農家、農民、なんかがあると思いますが、さて、たとえばこのマンガのタイトルを「農民貴族」にしてみると・・・なんか違う!(笑)、違和感あるな〜と思います。力強さや、とことんぶっちゃけるぜ!みたいな気分が弱まってしまう。では「農家貴族」は?・・・これはもう、大金持ちの大規模農家のマンガでしょう、ってことになるかも(笑)。やっぱりここは「百姓」なんだよね・・・などと考えてるのでした。・・・・変なところに引っかかってると思うでしょうか(笑)・・・でも、ずっとこのタイトル、気になっていたので。