ディオ、人間やめるってよ


私は自らを人形好きと認識しているんですが、我が家に私の他にも人形好きがいます。そんなわけで、最近こんな人形が増えました。「ジョジョの奇妙な冒険」の空条承太郎です。あちこちが可動式になってて、関節はもちろん、たとえばつま先なんかもクィッと上がるようになってます。
私はこの「ジョジョ」というマンガを最近まで知らなかったんですが、だいぶ以前からあったんですね・・・。初めてタイトルを聞いた時、ジョジョっていう小さな男の子が、魔法の剣か弓矢なんかを武器にして、幾多の敵や困難を乗り越えて、地底の秘宝とか魔境の遺跡を探し当てるような、そういうファンタジーロマンだと思いこんでおりました。実際にそのマンガを読んで(はいはい、読みましたとも 笑 今もまだ読み続けてますが)ぜんっぜん違う様子にびっくり。そばかすだらけのちびっこがピアノの上を跳んでみたり、なんていう情景を勝手に思い描いていたもんだから・・・・って、それってねずみのトッポジージョですな??(笑)。「ジョ」つながりで、とにかくそんなイメージを持っていたわけでしたよ。実際は、ちょっと一口には語れないような壮大な人間ドラマなのでした。で、ストーリーがおもしろいのはもちろんなんですが、登場人物もそれぞれ大変味があります。初代の主人公は上品な紳士なので、深刻な闘いの場面でも仲間を「さん付け」で呼んでたり(笑)、礼儀正しいんだ(笑)。他にも、せりふまわしが独特で、その点もとてもおもしろくて興味深いです。
さて、強烈な悪役として、ディオというのが出てきます。謎の呪いの石仮面というアイテムも出てきます。石仮面をつけると吸血鬼というか、ゾンビみたいになって、もんのすごい悪くて強くなってしまうんですが、そのもともと結構悪いディオが石仮面を被ってしまう、と。魂を石仮面に捧げる、みたいな勢いで「おれは人間をやめるぞ!ジョジョ!」と叫ぶ場面があります。ところで、私も見ましたが、「桐島、部活やめるってよ」。この「〇〇、△□やめるってよ」式の言い回しで、たまにおもしろいのがありますが、私はこの「ディオ、人間やめるってよ」が一番好きかも(笑)。