- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/10/17
- メディア: 単行本
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特に、家臣が粒ぞろいなんですが、その中でも特にすごいのが佐藤浩市が演じた武士・丹波。冷静且つ豪胆、男気もあって剣術も達者で切れ者、っていう、欠点など何ひとつないような(笑)、腹心の部下であり万斎演じるところの武将の幼馴染でもある、という彼の存在が大変重要でありますよ・・・。こんなすごい人が側付きならそりゃあもう、ね〜・・・などと思ってしまいました(笑)。でも、万斎はあのとおり、妖しげで一筋縄ではいきませんよ、というイメージの人なので(私は彼のそういうところが好きです)ただのでくのぼうであろうはずがありませんでしょ、という暗黙の了解がもちろんある上で成り立っている映画ですよね??だから、完璧とも思える佐藤浩市武士の隣で、万斎武将がふわふわしながらも、更に大きな視点で俯瞰しているっぽい・・・底知れぬ人物よ・・・(口調を時代劇風にしてみました 笑)とどうしても思わせられるのでした。う〜む・・・やはりあの映画、万斎ありき、なのです。見終わって数日経ってますが、後からじわじわ来る感じです。史実に基づいた物語、ということもあって、見終わった後なんだかちょっと賢くなったような気分にもなりました(笑)。
エレカシの主題歌もビシっと決まってます。CDで聴き、初回限定のプロモ入りDVDも見て、予習してから映画を見ました。「戦う」男のひとり、ミヤジと、映画の中の武士たちの清くて一心な戦いぶりが重なります。たたかう武士のひとりひとりに捧げられる歌のように感じました。