気概


今日は震災から8ヶ月目ですね。最近は寒くなってきていますが、震災が起きたあたりも寒い日々が続いていました。停電が2日半ほど続いたんですが、その時に水槽のヒーターが止まりろ過装置も止まり、パンダコリドラスや白コリやグッピーやみんな死んでしまったのでした。いや、みんなではありませんでした。なぜか1匹だけコリドラスが生きました。茶色の。砂利色の、とちょっと前にエンゼルフィッシュを買いました〜の記事の時に書きましたが、その底の敷き砂利みたいな色の(笑)コリだけ静かに生き残ったのでした。それが今日死んでしまいました。5年以上も前に買ったような気がします。長生きだったのかも。あの震災の過酷な水槽の中で生きてたそのコリを裏庭に埋めながら、たくましい魚だったな〜としみじみしました。
さて、写真は我が家に来てからかれこれ4ヶ月を過ぎるひよちゃんです。自分が「ひよちゃん」であることを認識し、家族が出かけるときは「こけこっこー」、帰ってきたときも「こけこっこー」と、あと、なんでもない時も「こけこっこー!!」と(笑)。にわとりって、朝だけ鳴くんじゃないんですね。知らなかった。朝夕、庭に放して遊ばせてますが、よその人が来ると羽を逆立てて威嚇したりとび蹴りをしたりします。大きな荷物と、ロングコートみたいなバサバサした服装が特にダメみたいですな。
つい最近は、庭を散歩するひよちゃんに庭先までやってきてちょっかいを出した小学生に、生垣を出てお隣まで追っかけた、ってことがありました。以前にも、散歩中のひよちゃんの目の前で、通りかかった同じ小学生達が足をどん!!と踏み鳴らしたりしてたのを見たので、「噛み付くからかまわない方がいいよ」とやさしく注意してあげてたんだがね〜・・・。やさしい注意(笑)だったからか、また同じようにちょっかいを出したようで、「こけこっこー」の声と小学生のわあわあ言う声が聞こえたので外に出たら、大急ぎで走り去る小学生男子数人と、それを見送る(?)ひよちゃんがいました。生垣の外は車が走る道路なので慌ててひよちゃんをだっこして戻ろうとしたら、すぐそばで道路工事をしてたおじさんがにこにこと、心底感心したように「いや、たいしたもんだよ、そのにわとりは。自分も家族の一員と思うから、知らない人(この場合小学生男子)にああやってどこまでも追っ払う気持ちがあるんだろうな〜。いや、たいしたもんだ!」と言われました。・・・・いや〜・・・ひよちゃん、いったい小学生になにをした??と心配になりましたが、それから数日経ったけど、なんの苦情も(噛み付かれただの引っかかれただの)こないので大丈夫かな・・・。なんといいますか・・・番犬の気概っていうか。いや、縄張りを守るというただの本能なのかな。よくわからないんですが、タイプは違うものの、コリさんにもひよさんにも、なんかこう・・・気概というものを感じたのでした。