「レ・ミゼラブル」のマリウス

以前、「レ・ミゼラブル」の映画をワーナーで見たんだ、すごいよかったです、DVDも買いました、と書きました。時間のある時にず〜っと通しで鑑賞したいものです、と思いながら、なかなかそういうひとときも取れないままに細切れに見たりしてます。
すばらしい曲だらけのすばらしいミュージカルなんですが、私が特に好きな曲は、マリウスという青年が歌う「カフェの歌」とか「からっぽの椅子」ともされている歌です。
マリウスは仲間とともに、学生運動を頑張ってます。市民の自由な生活のために、なんですが、結果的に弾圧されて仲間は死んでしまいます。マリウスはジャン・バル・ジャンに戦闘地から救い出されて一人助かります。その助かった自分を、仲間を思って自責の念の中歌う歌です。
舞台は前半、後半と構成されてますが、前半部分のマリウスが、正直あんまり弱々しくておぼっちゃんみたいで、一緒に見てた友と「ちょっとね〜 笑」なんて言ってたんですよ。「親友の学生運動の旗手はいいけどね〜」って。でも、後半に入り、にわかにこのマリウスが光りだすんですね〜。というより、より個性を際立たせるためにどこか幼く気弱に、大変繊細に描かれていたということに友と気がついたわけでした。なるほど、マリウスってのはそういう役どころなのね、なにしろ「レ・ミゼラブル」見たことないし、原作だって途中までしか読んでないもんね、っていう私たちだったので、マリウスがどういう者かなんて知らないわけですよ。でも、知りました。マリウスは非常に繊細(笑)見終わってみたらマリウスが一番よかった、まで私なんかは思ったから(笑)
というわけで、繊細なマリウスが歌う繊細な歌です。
http://youtu.be/dYToP5ZfydE