雪の断層を観察


ミツウマの長靴を買ったんだ、と、自然観察会に行くもんでね、といつぞや書きました。昨日がその観察会でした。天気も良くて楽しい観察会となりました。
昨日は、冬の部でして、雪についていろいろ学びましょうという会でした。まず、開会すぐに取り組んだことは、プリン作りでした。はあ??プリン?と思うでしょうか・・・、これにもちゃんとワケがありまして。インスタントのプリン作りの最後のプロセス「冷蔵庫に入れて冷やし固める」ってところを雪を使って冷やし固める、ということで。冷蔵庫なくてもプリンが固まるよ、という小学生への啓発ですな(笑)紙コップに入れたプリン液を大きな鍋に並べて入れて、雪を掘って鍋ごと埋めてから観察会に出発しました。
先日、私の住むあたりではものすごい大雨が一晩中降りまして。これは観察会の雪も全部とけてしまうのでは・・・と心配するほど降ったんですが、そう簡単には野の雪はとけませんで、ちゃんと観察できました。写真は、雪の断層に食紅の水で着色してわかりやすくしたものです。うっすらしましま模様が見えますね・・・、わかりにくいですが。その縞のひとつひとつが降った雪の記録だそうです。もちろん、その大雨や春の気温で雪はずいぶん圧縮されて、コンパクトな断層に縮んでいるんですが・・・。もうほとんど、表面は氷のようになっていて、「雪渡り」が大人でも余裕でできました。(雪渡りというのは、とけては凍り、を繰り返した雪の表面がすっかり硬く締まって板みたいになって、その上を歩けることです。雪がふわふわしてる期間て意外に短いのかも・・・)
野原から一歩出れば、もう雪はほとんどなくて、春の気配だな〜と思って眺めてきました。
さて、鍋のプリンは・・・。ちゃんと冷えて固まっていましたよ(笑)おいしかったです。