熊仲間


クマなのに「ぶモ〜」という鳴声、なぜか下唇が出てるちょっと変わった顔つき、だっこしてふわふわ、っていうぬいぐるみとは違う置物状態、このあたりの理由から売れ残っていたのかもしれません。
ところでこのクマは500体限定生産のようで、お腹にタグがぬいつけてあって、シリアルナンバーが書かれてます。おしりにも小さな見開きの紙製のタグがついてて、限定生産である、おもちゃではない、みたいなことが書かれてあって、手書きのシリアルナンバーが記されてます。まあ、私も初対面の時に「限定生産なんだね」としか思わなかったし、私以外のお客さんもこのクマには興味なかったってことなんでしょうね。それにしても、大幅な値下げとお店の販売強化(派手なPOP)にもかかわらず・・・今となってはよく売れ残っていてくれたね、と思いますが・・。
「まだいたのか〜」と驚き、大暴落の値段にも驚き、縁があったら会えるはずとクマにも自分にも言い聞かせていたものだから、「縁があるのか?」とそこにも軽く驚きましたが(よし!わかった!)と心の中でこのクマとがっちりと握手をし、3週間の間に心なしかしょんぼりしてやさぐれてる様子のクマをレジにつれて行き、とうとう買いました。
そして、晴れて自分のものとなったクマを連れて一歩外に出たら、このクマが自分を待っててくれたような気がしはじめてとてもうれしくなりました。心なしか、クマもつやつやとして、ようやく店から出られた安堵感みたいなものを漂わせていたような気も・・・。うきうきして私は駐車場でさっそく名前をつけました。こげ茶色だから「こげちゃん」。どうでしょう?
さて、写真は、熊仲間の、Tyのタグをつけた「ゆうせいくん」と、北海道に行った時に買った小さい熊の「ちとせ」たちと寄り添ってるところです。