まりーちゃんのくりすます

まりーちゃんのくりすます (岩波の子どもの本 (15))

まりーちゃんのくりすます (岩波の子どもの本 (15))

フランスの、フランソワーズという作家の絵本です。色合いがぼわ〜んとしてて、とてもやさしげなかわいらしい絵です。前に同じ作者のマリーちゃんシリーズ、「まりーちゃんとひつじ」も紹介したことがあります。まりーちゃんが泣いてる表紙なんですが、泣いてる理由は、2編収められてる「まりーちゃんのはる」の方のお話しであって、「まりーちゃんとひつじ」には表紙の泣いてる絵は出てこないんですね。ちょっと変わってるよな〜と、愛を込めつつ突っ込んでしまいますが(笑)。で、その絵本はこれでもか、というほど繰り返しが続く絵本なんですが、このクリスマスもそうです。
「クリスマスがくるわ!サンタさんがプレゼントをいっぱい持ってきてくれるわ!」と盛り上がるまりーちゃん、でも、ひつじのぱたぽんは「プレゼントを入れる木靴をもってないから私にはサンタさんはきません、まりーちゃん」と、冷静に(というか、諦念ですか?)ときりかえすんですね。でも、まりーちゃんは夢中なので(笑)どんどん盛り上がっていくんですが・・・。で、クリスマス当日の夜、まりーちゃんはぱたぽんの分の木靴もちゃんと置いててあげて、ぱたぽんもプレゼントをもらえました。ぱたぽんも大喜びでめでたしめでたし、さすがまりーちゃん、ってわけで。
そのプレゼントを持ってくるサンタさんが、やっぱり法衣みたいなのを着てて、馬をつれてます。金色の杖も持ってます。聖人なんですね。